清掃することから

片付けのやり方が役立つ

ニューヨークの地下鉄の路線ごとや車両ごとに、計画的な清掃をしていきました。
地下鉄の折り返しになる駅に清掃の基地となるところを設置して、例え一台でも落書きのある車両がある場合はその都度消すか、もしくはその車両まで外してしまい、徹底して清掃に徹しました。
これらの落書きを清掃する作戦として1984年から6年間継続されました。
そして地下鉄警察の指揮官は、ニューヨークの地下鉄内で頻繁発生する重罪犯罪の対処するために、また少し趣旨が違っているようにも見える作戦をとりました。
ニューヨーク警察は、地下鉄の無賃乗車の撲滅に着手しました。
厳しく軽犯罪などで警察に逮捕された人数は1990年から4年で5倍程に急増して、逆に重罪事件は減少していったそうです。

心理学的なもの

ニューヨーク市で1994年に新市長に当選すると同時にニューヨーク市警察長官に任命され、また同様の作戦を全市展開し、市内の交差点に停止している車の窓拭きをし金を要求する犯罪や公共地域での泥酔、ゴミのポイ捨て等の生活環境における犯罪を厳しく取り締まるようになり、市内の犯罪は、地下鉄同様に見ている間に激減したのです。
犯罪を起こしやすい人がいても、それだけでは犯罪は起こらないけど、犯罪をしても大丈夫で捕まらない、という背景などがあると犯罪が起こってしまう。
そこで、犯罪を減少させる作戦を使うならば、対象にかかる人だけでなく、背景に潜む社会環境を徹底的に改善してしまうと、人を、全くの善良な人に変えてしまわなくても、少なくとも犯罪はしないさ、とその人たちに言わせるようなものです。
この構図は、どこにでも使えて、絶大の効果をうむかもしれません。


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